国がZEHの標準化を本気で目指す!

公開日:2016年6月2日
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最近ZEHという言葉をCMでよく目にします。ZEHとはゼロエネルギーハウスの略です。ハウスメーカーの人なんかはゼッチと呼んでいます。

ZEHのイメージ図

zeh
出典:経産省


かれこれ2年前からZEH住宅はあったようですが、CMで最近知りました・・・


調べてみて分かったのですが、実はゼッチの家を、国では2020年までに新築住宅は標準化することを目標にしているんですって。


気になったので国のZEHへの予算はどのくらいついているのか財務省を覗いてみました。


なんと!見てびっくり!国の予算編成がスゴイことになっています。ZEHへの予算が27年度は7.6億円だったのに対し、28年度予算は110億円と前年比1300%となっています!

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この予算編成を見るとZEHの標準化へ国は本気モードです。


ZEH住宅にするには仕様の制限が色々ありますが、数年は補助金が出るようなので、これからマイホームの新築を考えているなら一般住宅ではなく、ZEHの家を建てることも検討してみるのもいいかもしれません。


ZEHの家と呼ばれる定義は

2014年に閣議決定された「エネルギー基本計画」において「住宅については、2020 年までに標準的な新築住宅で、


2030年までに新築住宅の平均でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現を目指す」と政策目標が設定されたのはいいのですが、定義としては明確化されていませんでした。しかし、ようやく半年間かけて定義が明確化されました。


外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備え、再生可能エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの住宅

と定義づけがされましたが、具体的には

<定義その1>
強化外皮基準ηA値とUA値を満たす

「ηA値」冷房期の外皮平均日射熱取得率
・・・数値が大きいほど日射熱が入る住宅

「UA 値」外皮平均熱貫流率
・・・数値が小さいほど断熱性能が高い住宅

ua
出典:株式会社インテグラル


計算方法は素人にはチンプンカンプンですがA値とηA値を算定するExcelを使った計算書が公開されています。

→旭ファイバーグラス株式会社

<定義その2>
再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量削減

<定義その3>
再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量削減

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出典:一般社団法人日本サステナブル建築協会

省エネルギー性能判定プログラムというソフトを使ってこのようにに算出されます。

<定義その4>
再生可能エネルギーを導入

太陽光発電(余剰買取が条件)、蓄電池などの活用

ZEHの要件まとめ

  • 断熱性能が高い(UA値)→省エネ効率が良い
  • 日射熱を低く(η値)→省エネ効率を高める
  • 省エネ効果の高い商品→高効率エアコン、LED照明、エコキュートなど
  • 太陽光発電→大容量ほどエネルギーゼロに近づく

 

ZEHの家は自由度が低い?

ZEH住宅はいかに省エネ効果を高めるかによって基準を満たすことができます。省エネ効果を高めるためには効率をアップさせることも考えなくてはZEH住宅は実現できません。


そのために住宅内に入る日射を少なくする事が必須条件となってきます。
日が室内に入ることにより、冬場は暖房エネルギーを減されてしまい、夏場になれば冷房エネルギーを増やされてしまうからです。


このような事態はZEH住宅としてはあってはならないことで、冬場は日射を取り入れて、夏場は逆に日射を遮ることが必要です。


そのためには窓の数だったり大きさ、さらに玄関のドアなどの外側部分を考えなくてはなりません。つまり外観のデザインを重視したい人には不向きだということです。


また、空調や照明についても効率が良いものを選ぶ必要もでてきます。照明なんか特にこだわりたい部分でもありますよね。カワイイものを付けたい!おしゃれなものがいい!など、ZEH住宅では正直難しいです・・・


ZEH住宅に必須な省エネ器具の基準
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もし、自分の思い描くものがあるならZEH住宅はイメージとはかけ離れてしまうこと必至です・・・

 

補助金はどうすれば貰えるのか

補助金は現在定額制で125万円です。その前までは上限350万円でした。条件はZEH住宅に必要な条件がほとんどなので外れることはまずありません。ZEH住宅を建てれば補助金は貰えると思っていて問題無いでしょう。

<補助金を受けるのに必要な8つの条件>

  • 年間の一次エネルギー消費量がゼロ以下
  • 年間の一次エネルギー消費量が基準エネルギー消費量の20%以上削減
  • 一定の断熱性能
  • 導入設備の一定要件
  • 既築で改修により公募要領記載の必須要件
  • エネルギー計測装置の導入
  • エネルギー使用状況の報告
  • 太陽光発電の導入

 

本当に電気代ゼロの自給自足を実現できるのか

ZEH住宅は電気代をゼロにする住宅なので光熱費はほぼ掛かりません。光熱費がゼロでなければこの住宅の存在自体が意味ありませんので。


ただ、省エネ効率を考えた最新の住宅機器を導入するので設備投資がかさみます。


建築費用は一般住宅より割増となるのは仕方ありませんが、太陽光発電を大容量積むことにより電気代がプラス転じる可能性が非常に高いので、


その分ローンに回せば良いので建築費用の負担は少なくなりますよ。ある意味、ZEH住宅は家計に優しい住宅と言えるかもしれませんね。

    ソーラーパートナーズ

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